食品放射性物質 横浜市、抜き打ち検査へ
2012年3月31日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120331/CK2012033102000028.html
横浜市は四月から、流通している食品に含まれる放射性物質濃度を調べるため、スーパーやインターネットで販売 される食品の抜き打ち検査を実施する。市民から食品の安全性を問う相談が多いことなどを受けた措置。一年間で乳児用食品も含めた三百件を検査する。国が示 した食品中の放射性セシウムの新基準値に沿い、対応していく。 (荒井六貴)
市によると、抜き打ち検査は国や東京都、新潟県などが既に実施している。
検査する食品三百件の内訳は、豆腐などの加工品を含めた一般食品が二百件、粉ミルクなどの乳幼児食品が百件。市の担当者がスーパーなどで食品を購
入。新基準値の一般食品で一キログラム当たり放射性セシウム一〇〇ベクレル、乳児用食品で同五〇ベクレルを上回った場合、食品衛生法に基づき、店舗やメー
カーなどを公表し、回収などを指示する。
検査した食品については、市のホームページで知らせていく。
市は、放射能汚染された牛肉や干しシイタケがスーパーなどで販売されたことなどを重視し、流通食品に検査対象を拡大することを決めた。
市保健所の桃井宏之食品衛生課長は「市場でも検査を実施しているが、市場を通らない食品もあり、市民の安全と安心のため、満遍なく検査していきたい」と説明した。
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