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東日本大震災:福島第1原発事故 セシウム50ベクレル超、自家用食品1割強 キノコと魚は4割 /福島
毎日新聞 2012年08月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120827ddlk07040049000c.html
(全文引用)
(1)
4~7月に県民から検査に持ち込まれた自家消費用の野菜などのうち、放射性セシウムが安全の目安(1キ ロ当たり50ベクレル)を超えたのは1割強だったことが、県除染・廃棄物対策推進会議で報告された。目安を超えたのはキノコ類、魚の4割。県は自生キノコ や、川で釣った魚などを食べる際に注意を喚起している。【乾達】
食品に含まれる放射性セシウムの基準値は1キロ当たり100ベクレル。県は検査器の誤差を含めこの基準 を満たすのが確実な値として、1キログラム当たり50ベクレルを安全の目安としている。市町村などに設置された簡易検査器520台で調べた飲食物9万 6507点のうち、同50ベクレルを超えたのは12%の1万1565点だった。
品目による違いが大きく、除染されていない山に自生する山菜・キノコ類は2万1639点のうち、4割近 い8344点が目安を超えた。川魚を中心とする魚も、持ち込まれた数は少ないものの、やはり約4割が上回った。その他では、イノシシ肉も目安を超えたもの が多かったという。
(2)
東京大医科学研究所の内部被ばく調査で、浪江町から避難し、自宅から持ち出した木で育てたシイタケや近 所で採取したタケノコなどを食べていた70代の男性2人から1万ベクレル超の放射性セシウムが検出されている。県消費生活課は「自然に自生する食品は高い 場合があるので注意してほしい」としている。
一方、野菜は持ち込まれた5万2320点の98・4%が1キロ当たり50ベクレル以下で、検出される割 合が低い。井戸水やわき水も4495点すべてが、検出限界値の1キロ当たり5ベクレルを下回った。果実は6869点のうち約15%が目安を超えたが、同課 は「ウメ、キウイ、ユズなどが比較的出やすい傾向がある」としている。
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◇自家消費野菜などの簡易検査結果
検体数 50ベクレル超 比率%野菜 52,320 855 1.6
果実 6,869 1,022 14.9
水 4,495 0 0
魚 301 119 39.5
山菜・キノコ 21,639 8,344 38.6
(3)
その他 10,883 1,225 11.3
合計 96,507 11,565 12.0
※水は全検体が検出限界値未満
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所
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